2016年11月18日金曜日

「上虚下実」

こんにちは〜、四ツ谷オステオパシースタジオの渡邉です。

みなさま、普段「呼吸」って意識してますか?
生きるためにカラダが勝手にしてくれている「呼吸」

施術の後、今のカラダの状態をお伝えする時に、「呼吸が浅くなっていますよ」とか、「息を吸った状態で肋骨が硬くなっていますよ」とかお伝えする事が多いです。
大切な「呼吸」、、極端に言えばもう「命」ですよね。生命力。

私はこの半年くらい「丹田呼吸」たるものを習っています。
心を込めて息を吐く、と先生は仰います。
丹田とは、お臍の下の部分を(諸説あり)指しますが、丹田呼吸とはその部分を利用して呼吸をしていきます。まさに「心技体」で、インナーマッスルも鍛えられるし、瞑想的で精神的にもリセットされて、とても素晴らしい呼吸法です。100年以上の歴史があるそうですが、納得です。

その中でも、私がとても感動した言葉。
「上虚下実」
「じょうきょかじつ」と読みます。

丹田呼吸のポイントは、上半身をできるだけリラックスした状態で行う事です。
下腹部に適度に腹圧がかかり下半身に充実感を感じる事が出来るようになった状態が、
「上虚下実」
ですが、日々(私も含めて)たくさんの方のカラダを見ていると、

「上実下虚」・・真逆状態の方が多いのです。
上半身がカチカチで、呼吸も浅く、頭が重くてパンパン、肩も上がっている。
逆に、お腹が使えていなくてダイソンの扇風機のように空洞(笑)下半身は外側ばかりを使っていて、内転筋(内ももの筋肉)プヨプヨ。。

どうしても日々の生活の中で、頭を使うことが多いので、上半身で物事を捉えることが多くなりがちですが、丹田に意識が降りてくると「腹が据わる」とか「腹を決める」とか、何かがどっしりとしてくるものです。

解剖学的には、お腹を使う丹田呼吸は、腹部の太い血管を収縮させ循環が良くなり、腸も動いてくれて、免疫力が高まったり、自律神経のバランスが整うことが期待できます。


四ツ谷オステオパシースタジオでは、簡単に出来るお腹を意識したエクササイズなどもお伝えしています。どこでも簡単に出来ること。でもそんな小さなカラダへの意識が、大きな変化への1歩です。

お腹が使えてくると、プニプニした下腹部あたりの「何か」にも嬉しいことが沢山ありますよ。健康で美しいカラダを目指して、男性も女性もLGBTの方も、どなたも心よりおまちしております!



クライアントさんに頂いたおネギ柄の靴下♡シュールで可愛い。温まりそう!
ありがとうございます♡

あっという間に、四谷見附公園も紅葉しております。見事!植物たちは、誰に教えられる事なく、ちゃんと紅葉して葉を落として冬を迎えますね。彼らにとっては生理学的に当たり前の事なのでしょうが、我々に美しいと感動まで与えてくれる。あぁ、気高い。


四ツ谷オステオパシースタジオ

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