2020年3月5日木曜日

こんな時こそリンパを流そう!病は液から!

四ツ谷オステオパシースタジオの渡邉です。

コロナが大変なことになっていますね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
スタジオはいたって普通に営業しております😊


四ツ谷オステオパシースタジオでは、
換気をこまめにしたり、
ベッドやドアノブ、トイレなどのアルコール消毒、
殺菌系のアロマオイルを焚いたり、
空気清浄機を24時間稼働させたり、加湿したり、、
もちろん私も手洗いうがいを徹底して対応しています。

そして1番大切なこと。
それは個人の免疫力です。
私もここぞとばかりに自分でリンパを流したり、ストレッチしたりしてカラダをケアしています。


では、免疫って何だろう?どうすれば良いのでしょうか?
リンパ液って何?なぜストレッチ?

人間の体は、約60兆個の細胞から成っており、その細胞内外に(大人ですと)6割(から7割)の水分が存在しています。
我々の大部分は「水」なのです。

その中で、細胞外にある水分を分類してみると
血液、リンパ、脳脊髄液などがあり、
これらは主に、物質交換や老廃物などの排出を行い、体内を循環し内部環境の恒常性を維持しています。

血管とは別に「リンパ管」が静脈に沿って全身くまなく存在するのですが、リンパ管の中をリンパ液が流れています。
リンパ液は血管から滲み出た組織液を吸収したもので、リンパ液にはたくさんのリンパ球・免疫細胞が存在しています。

そして全身をめぐるリンパ管には、関所のような「リンパ節」が所々にあり、そこで免疫細胞がウイルスや微生物をやつけてくれています、要は濾過しているのです。

血液→リンパ液→血液
こんな感じで、リンパ節により濾過されたリンパ液が再び血管に合流し、ぐーるぐーると体内を巡るわけです。

かなりざっくり書きましたが、免疫の場=リンパの領域  なのです。
リンパの流れを正常化しておくことで、リンパ節での免疫活動が活発に行われるのです。


そんな大事なリンパ管ですが、血管ほど「弁」を持っていないのです。
ですので、我々オステオパスは、手技によりリンパ管にアプローチしてリンパ液の健康な流れを再構築し、免疫力を高めるお手伝いができるわけです。

それから、リンパ管は副交感神経により支配されています。
交感神経の亢進は免疫細胞の働きを抑えてしまうので、手技により交感神経を抑制し、副交感神経が正しく働ける状態に持っていくことも可能です。

最近の施術には、リンパを正常な状態にする手技を加えて皆様の免疫力の向上につとめております。自分で言いますが、笑、これとっても良いです!
そしてこのテクニックがわたし大好きなのでスーーー!!
私事ですがオステオパシーの専門学校でリンパの講師していたくらいですから、本当にリンパが大好きなんですね。
3時間かける20回の講座やってましたので、まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、深呼吸しまして、次に、ご自身で出来ることについて書きますね、たくさんあるんですよ。


そんな訳でリンパ管は弁の少ない管ですから、外からの力、筋肉のポンプ作用によって流れが促進されます。
手取り早く筋肉を使う事、、そうです、深呼吸!
深呼吸で横隔膜を動かしたり、ウォーキングなどでふくらはぎの筋肉を使うことでリンパ液が筋肉によりポンプされ流れが改善されます。

リンパが最終的に流れ着く場所は鎖骨の裏なんですね。
ですから、その辺りがガチガチに緊張しているのは良くないのです。
鎖骨を動かすために肩甲骨を動かすストレッチ、腕(上肢帯)を動かすストレッチ、首のストレッチがとても重要です。

あとは、体内に入れる水分も重要ですね。
こまめに水分をとったり、油っぽい食事を少し控えたり、新鮮なフルーツを摂るのも良いでしょうね。

腸にはリンパ管がたくさん存在しています、腸の状態を整えておくことも免疫力アップにつながります。
私は最近、朝と寝る少し前に酒粕の甘酒を飲んでいます。
食生活はじぶんに合うものがそれぞれあると思いますが、暴飲暴食を避けることや発酵食品を取り入れることは皆さんにオススメできる事ですね。

そして前述したように、自律神経の状態も大いに影響しますので、ゆっくりお風呂に浸かったり、体を冷やさないようにしたり、、リラックスして過ごすと良いでしょう。

テレビの見過ぎで不安になっている方がもしいらっしゃったら、
テレビを消して、その時間に深呼吸するだけでもリンパが流れて免疫力に影響すると思います。

こんな状況だからこそ、不安でトイレットペーパーを買い占めに走るのではなくて、、
外ではなく、ご自身の体に是非目を向けてみてください。

穏やかに過ごしましょうね!
では、四ツ谷でおまちしております!

渡邉