2021年10月14日木曜日

治すのは自分。

こんにちは、四ツ谷オステオパシースタジオ渡邉です。

すっかり秋ですねぇ。もう10月ですものね。ここから年末まで、ビューーンと過ぎていくのがいつもの流れ、、、今年は、もう少しじっくり味わいたいです、いやもう本当に。

さてさて、よく言われるのが「先生のおかげで本当によくなりました」「先生、すごいですね!どこに行っても変わらなかったのに、、」っぽいお言葉。
私はその度に「いやいや、治しているのは○○さんの身体なのですよ」と訂正するのですが、これは謙遜ではなくって本当にそうなのですよ。

別の方が「以前と比べると身体や心がとっても楽に変われました。先生の施術で、結局は自分なんだ、って事がよーく分かりました」と仰られました。
それが私はとっても嬉しくて、むしろそれがお伝えしたくてカラダのことをやってるようなものなので、心底感動しました。あえて仰らずに、どんどん楽に、素敵に、軽くなっていかれる方を見るのが日々の喜びなのですが、こうして言葉にして伝えていただると喜びを共有できますものね!


先日の施術中のお話です。どうにも身体の緊張が強い方でなかなか緩まない方がおられました。この状態の方は、精神的にも緊張していたり、「ちゃんとしなきゃ」の意識が強い方が多いですね、それだけではありませんが、独特の「質感」と言うものがあるんですね。

頭蓋骨の領域に先に緩めるべき問題を見つけて、蝶形骨と後頭骨の接合部分「蝶形後頭底結合」の歪みにアプローチしました。
蝶形骨と後頭骨を保持して少しバランスを取りながら身体の反応を診ていると、その部分が、じっくりとご自身の身体を信頼するように反応し始めて、ゆるみ、動き出して歪みが解放される一連の様子が、花の「蕾」がゆっくりと内側から繊細に、でも力強い生命力で、周りの空間も巻き込んで開いていく時の感じと一緒で、私はゾクーーっと鳥肌が立って、美しさに圧倒されて施術していました。

そんな美しいものを見せていただけて、カラダには本当に感動します。
私のアプローチ方法は、こちらからは強く押したり必要以上の圧をかけたりせず、なるべく侵襲性を低くしたいので、その方の反応を利用して緩めたり流したりしています。ですから、本当に「私」と言うより「あなた自身のカラダ」って感じなのです。

いやいや、そんなそんなー、っと否定っぽい気持ちが出てくる方もいると思いますが、問題は外に、ではなくて、「中」にあります。少しでも、カラダとの関わり方(ってご自身の心との関わり方でもあります)を見つめてみたり、自分に優しく、温かな呼吸を内側にいっぱい送ってあげましょうね!私もそうありたいといつも自分に向けて思っています。


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これが先ほど出てきた蝶形後頭底結合。
この部分は軟骨結合で、他の部分とは違う結合の仕方をしています。頭蓋底とも呼ばれる場所で、脳神経、自律神経、ホルモンバランス、循環などに大きく関わる部分で、オステオパシーではこの部分をとても大切に捉えていてます。
蝶形後頭底 Spheno Basilar = SBS と呼んでいます。





















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