2016年11月10日木曜日

ギフティッド『gifted』と発達障害

表題の「ギフティッド」gifted ってご存知ですか??(ギフテッド)

四ツ谷オステオパシースタジオの渡邉です。

オステオパシーの施術をしていると、お子様や赤ちゃんについてのご質問をいただくことがあります。ADHDや自閉症、アスペルガーなどにオステオパシーはどうか、と。

先に書きますと、オステオパシーでは、頭部の緊張や、筋膜・硬膜などの膜の緊張、頭蓋の歪み、圧縮などが影響していると考える事があります。全てのケースがそう、という極端な事ではありません。そのような構造的な問題が、多動や発達障害などを招くことがあると考え、オステオパシー的な検査、手技を施します。

ただ、(日本では)あくまでもオステオパシーは医療ではありませんので、お医者様へご相談されたり、然るべき検査を受けたりした上で、お手伝いさせていただくようなポジションと考えていただくと良いと思います。

実際に、四ツ谷オステオパシースタジオにも、自閉症、ADHD、アスペルガー、と診断されている大人や子供がいらしていますが、施術を受けると眠ってしまったり、ここに来るとリラックスできると仰っていただいています。


さて、表題の「ギフティッド」これは、どんな子供や大人を指すのでしょうか?

私もある大切なクライアント様との出会いにより、ギフティッドの事を知り、教えてもらったり少しづつ調べたり情報収集している段階なのですが、

「ギフティッド=天才児、IQの高い子供」のように表現している記事が多いんですね。
でも実際には、IQの高い子もいれば、そうでない子もいるようです。

あるアメリカのカウンセラー(心理療法士かな?)は、ギフティッドを
「rain forest mind」と表現しているそうです。熱帯雨林のように複雑。ある記事では、
「一般の子どもが5つのチャンネルを見ているとすると、ギフティッドの子供は同時に100チャンネルを見ている。」と表現されていました。

脳のシステム・使い方が違うんですよね、情報の処理能力や、スピード感が。
彼らは好奇心旺盛で、クリエイティブ、または完璧主義、神経がとても過敏な側面があり、繊細、集中するとどこまでも入り込んでしまう特徴を持っています。

過敏すぎるゆえ大きな音が苦手だったり、チクチクする素材の洋服が着られなかったり、もの凄い集中力で周りが完全に見えなくなる事もあります。「意味の無いこと」と自身が判断したことならば集団の中にいてもそれに参加しないこともあるのです。

そうです、これが書きたかった。
彼らは、その個性が故に「とても誤解されやすい傾向にある」という事です。

まだまだ日本ではギフティッド自体が知られていません。
私はこのクライアント親子と出会って、周りの大人の勉強不足によって悲しい想いをしている子供がいる事を身近に感じました。

きっと他にもたくさんの子供がギフティッドという素晴らしい個性を持っている事に気付かれず、その才能を潰してしまっているのでは無いでしょうか。
日本では、発達障害と誤診されている子供も多いと聞きます。
ギフティッド、アスペルガー、ADHDなど それぞれは、得意な分野や脳の使い方が違うのです。まずは「それぞれの個性がある」ことを私たち大人がもっと理解するべきですね。

海外ではギフティッドのための教育プログラムがある国が多いようですが、日本ではまだまだ知名度も低い現状。それぞれの個性をもった彼らの才能を伸ばしていけるような教育システムが導入されれば、日本の未来が変わるかもしれません。

まずは、知ること。そう思って、知識の浅い私ですが記事にしてみました。




あ、大人のギフティッド。私のとても身近な人が恐らくコレです。
彼はとても素晴らしい才能をもった芸術家で、ありえない集中力を発揮します。ピュアで涙もろく、チクチクした服が一切着られません。(^^)



四ツ谷オステオパシースタジオ






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